知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2009.12.29

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 昨日は高校の旧友たちと忘年会があり、楽しいひと時を過ごさせていただきました。先の仕事関連のメンバーとの忘年会とは又違う雰囲気のなか、ここでは絶対書けない話に盛り上がりました。
 自宅のベランダから見える新方川の土手や大吉調整池外縁の遊歩道は、人々がいつものように散歩していて、あたりまえのように変わらない、いつもの朝の風景です。

最後の授業

 このホームページは11/30開設以来、ようやく600ヒットを数えました。なかにはまだお会いしたことのない訪問者もおられることでしょう。Diaryには仕事関連だけを書き留めていこうと考えていましたが、思うところあり、今回は「最後の授業」をご紹介します。

 ランディ・パウシュという、バーチャルリアリティの第一人者である、私と同世代の教授が、生前行なった最後の授業がYouTubeで見られます。すい臓ガンで余命半年と宣告され、その最後の授業は最愛の妻の41回目の誕生日の翌日、2007年9月18日にありました。翌年7月に家族に見守られながら他界しましたが、その授業は家族へのメッセージであったそうです。一時間にも及ぶ授業ですが、いろいろ考えさせられることばかりで、まだのかたはこの授業を受けられることをお勧めします。

 今年お世話になった皆様、ありがとうございました。来年も良い一年でありますように。

2009.12.27

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外構工事 

IMG_1248.JPG 引渡しが済んだ現場の外構工事の了承が得られましたので、本日着手しました。行きに赤土を運び、帰りに残土を1台搬出しました。レベル出しの立会いをして、宅内U字溝布設の指示をしました。遠方の現場ほど、要領よく段取りをする傾向にあるような感じですが、来春にかけての現場は改装工事とここの2ヶ所になります。
 お客様はお餅づくりの真っ最中で、新年を迎える準備にいそしんでおられました。

2009.12.26

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改装工事 他

IMG_1243.JPG ここ数日は修理や地盤沈下の調査、挨拶廻りで、いつもの年末らしくなってきました。改装現場はアルミサッシが納まり、透湿防水シートでラッピングして雨風がしのげるようになり、ひと安心です。只今内部の床組みをし、床張り中です。電気屋さんが配線していましたが、懐かしげにガイシ引き配線を見ていました。

 さいたま住宅生協さんからのご依頼で、地盤沈下で家が傾いている事を気にされているお客様の現場調査をしました。なかに通された時に直ぐ傾斜に気付いたくらいで、これは50mmは違いますよと話しました。
IMG_1244.JPG水平、垂直がレーザー光線で目視できる機械を据えて、要所にレベルを紙テープで貼り、計測して平面図に書き入れました。予想通り、床は50mmの高低差があり、何というか、妙にお客様に感心されました。1階の柱は天井高さで北へ20mm倒れていましたが、今回はDATAを取るのみとし、1年後また計測して地盤沈下の進捗具合を確認してから今後の判断をすることしました。すぐに壊れてしまうのではないかという、不安を持ちながら新年を迎えることにならずに良かったです。

2009.12.23

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浄水器

IMG_1234.JPG キッチンの浄水器はいろいろな種類があり、機能も各社それぞれです。システムキッチン用として最近ではシャワー水栓本体に、カートリッジを格納しているコンパクトなものもありますが、何も指定がなければアンダーシンクに納まる濾過式をお勧めしています。使用状態にもよりますが、メーカーによると1~1年半くらいがカートリッジ交換の目安です。が、自宅のは2年近く交換し忘れていて、暮れの大掃除がてら交換しました。はずしたカートリッジを手に持ち、中はどうなっているのだろうかと疑問がわいてきて、切断してみました。黒いところは砂のような濾過材で、廻りから入った水道水は濾過されて、センターの筒のフィルターを介して出て行く仕組みでした。2本のホースの抜き差しだけですので、どなたにでも付け替え可能です。通販でも7,000円代で入手可能ですので、関係している方?は如何でしょうか。尚、はずしたカートリッジはそのまま燃えるゴミで良いそうです。

2009.12.22

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改装工事など

IMG_1223.JPG 今日は昨日とは打って変わって、風のない晴天でした。駐輪場は午前中に生コンクリート(FC21)を打設し終え、巾木をモルタルで起こして3時には金コテ仕上げまで全て完了しました。記念に奥さんが3人のお子さんの名前を土間に入れて、こちらで廻りをビー玉で縁取りしました。本当は新築時にどこかにしたかったのでしょう。他社で施工された家でも、少しお手伝いができて良かったです。これからは皆の自転車が場内にすっきり片付くことでしょう。

 改装現場は、新たに柱、梁、筋交いを払い込み、火打ち金物類で補強中です。今では米松が梁材の主流ですが、この家が建ったころは大概が国産の杉です。梁の下のほうは丸いまま使われており、そして何本かは一度使用されたと思われる、仕掛けの加工跡が残る梁もありました。2階の和室の荒床は15mm厚み、巾240mmの杉板でした。電気配線はガイシ引きで、昭和38年頃まではこれでした。ガイシ自体絶縁体であり、電線を浮かして漏電を防いでいました。今でも製造販売しており、レトロな意匠を演出するには面白く、隠蔽配線が当たり前の現代の家より、ある種メンテナンスの性能評価面?は高いのではないでしょうか。

2009.12.21

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ご依頼工事あれこれ

IMG_1060.JPG 本日は他社で工事されたお客様からのご依頼で、ブロックを一部取り壊して駐輪場スペースをつくる工事がありました。この時期の土間コンクリート打設は、午前中に均し終えないと白華が出たりしますので、今日は下地までの作業に留めました。

 別件でやはり他社さんのお客様で、漏水修理のご依頼が前後して2件あり、鈴木板金工業所さんといっしょに処理しました。1件は木造3階建ての3階部分のコーナー出窓からの漏水で、これは目視で漏水箇所がほぼ確定できたのでシーリングで済みました。もう1件は散水試験を何度かに分けて行ったもの、漏水状態になるまでのタイムラグがあり、サイディングの釘やジョイントコーキングの他、一番怪しいと睨んだ、アルミ一体の台形出窓の屋根材周辺のコーキング打ち直しをしました。案の定、劣化しているコーキングを除去したところ、湿った溝からビスが見えてきました。こういう工事の後は、しばらく様子を見てもらうことにしています。

2009.12.20

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OFFの一日

IMG_1171.JPG 今年も残すところ実働10日となり、週末より、顧客様や少なからずご縁のあった方々への暮れのご挨拶を始めました。なかには1年ぶりにお会いする方もいらっしゃいましたが、有り難いことに昔と変わらずに歓迎していただき、互いに身上話をするうちに、1年という時間や距離が話した分だけ縮まってくるという思いをしました。それから身内の者を亡くした方、年明けご結婚をされるご子息をお持ちの方、新しい命を授かられて年明け出産を控えている方もおられ、私のところもいろいろありましたが、皆さんもそれぞれ竹の節のように年月を重ねられているのだと改めて感じました。
IMG_1199.JPG挨拶廻りはまだ半分も済んでいませんが、今日は家族と過ごす日と前から約束していましたので、お台場へ行ってきました。風のない穏やかな晴天のもと、いつものように海の科学館の駐車場に車を停め、海沿いに潮風公園を散策しましたが、途中工事中の看板に見入ってしまいました。副都心広場やサイクリング道路を整備している真最中で、全部で2.3haに及ぶ事業だそうです。来年3月に完成する予定ですが、そうしたらまた違った散策ができます。海のない県内で生活していますので、ここはいつ来てもリフレッシュできますが、今日は遠くに富士山がくっきり見えました。

2009.12.17

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改装工事

IMG_1091.JPG 12/15の続きです。先日はサポート柱で2階の荷重を受けていましたが、筋交や金物類の取付け、構造用合板補強まで工事が進みました。先日はまだ取付けしていなかった、土台の引き抜け防止金物もケミカルアンカーにてセットされました。防腐防蟻材を塗布し、サッシの納品待ちです。
 それにしても、角に丸みがある土台の劣化が皆無なのには驚きです。ビスやコーチボルトもしっかり効いてくれます。大概壊すと構造材の入替えが発生するのが常ですが、良い意味で予想を裏切られました。

2009.12.16

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住宅瑕疵担保責任保険・特例検査

IMG_1084.JPG 10/1前の引渡しが諸事情の為できなかった新築現場の、住宅瑕疵担保責任保険に加入する為の特例検査があり、立会いました。通常は基礎配筋完了時と、屋根・防水工事及び筋交や補強金物の取付け完了時の、計2回受けるのですが、平成22年3月末日までに限り「既着工住宅」扱いで保険申込みを受け付けており、検査に合格すれば住宅瑕疵担保責任保険に加入できるという緩和制度です。
 一般のかた以外に、同業者さんも見られているでしょうから特別に?ざっと説明しましょう。機構で用意してきたポータブル鉄筋探査機がYou tubeにありましたので貼りました。探査機画面の左下には鉄筋径、右下には鉄筋までの深さ=コンクリート被り厚みが表示されます。ターゲットマークがセンターにきたところに、鉄筋の存在が確認できるという非破壊検査ツールです。

                     検査手順
     1 外部より基礎立上りの鉄筋(縦筋)探査、撮影を2ヶ所。
     2 1階床下点検口より、耐圧盤の鉄筋(縦、横)探査、撮影1ヶ所。鉄筋ピッチ×4スパン分の長さ確保。
     3 各階筋交探査、撮影を2ヶ所づつ。筋交プレート金物の金属反応を探査。
     4 1階天井裏、2階天井裏から金物や火打ち材の目視確認、及び撮影。
     5 屋根ルーフィング、外壁透湿防水シートの仕様、重ね長さ等の質疑応答。
     6 バルコニー防水の立上り寸法計測、撮影。

保険加入費は変わりませんが、検査手数料金は割高です。
1時間後の建物完了検査も合わせて無事合格しました。S様、大変ご心配お掛けしましたが、もう大丈夫ですのでご安心ください。

2009.12.15

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改装工事

IMG_1076.JPG 最後まで建替えか改装か迷われましたが、最終的に改装工事となり、先月下旬から解体工事に着手しています。元の広縁は束石で受けていましたが、この部分は新規に布基礎をつくり、床面積は変更をしないで内部の造作による工事に重きを置いて施工します。2階や屋根の重みが乗っていますので、土台にホゾ穴をつくらずに納める柱脚金物や、既存土台の抜け防止の為の補強金物を多用します。
 新たに建てた柱には端部をスリット加工し、土台に固定した金物へドリフトピンにて固定しました。写真で見えている黒い金物が柱の中に隠れていて、3本のピンの頭が見えているのがお解かりでしょうか。
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 既存土台は元々アンカーボルトの数量が不足していましたので、板厚12mmの補強金物をこれから付け始めるところです。基礎内部の鉄筋の予測が難しいので、基礎の横に2ヶ所穴を空け、ケミカルアンカーにて固定する方法を選択しました。古い家とは言え、ネコ土台や土台自体の丸みが程よい通風を呼び、床下は乾燥して腐食や虫害等が無かったのには驚かされました。蜘蛛の巣とかはありましたが、さながら今でいう自然なビオトープといったところでしょうか。

2009.12.14

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ライン引き工事

 喫茶店のオーナーから駐車場のライン引きや、サッシのメンテナンスの依頼を受けており、工事しました。

2009.12.13

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神社建替え工事

 まだまだいろいろと打ち合わせ中ですが、全て条件が整い次第、来年建替え工事をする予定です。そうなれば先代も喜ぶことでしょう。

2009.12.05

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建物塗替え工事

IMG_1048.JPG 築18年経過の塗替え現場が、雨の合間を縫って無事終了しました。いつものように、リンク先にも掲載している(株)ホンダ塗装さんで施工して頂きました。既存外壁はモルタル+リシン吹き付けで、特に北側のクラックが目立っていたので、下地処理を入念にしました。いつも養生の細やかさに感心するのですが、今回は壁際にカーポート屋根が接近していた為、足場用に屋根板の脱着が必要でした。18年経過しているので、アクリル板が破損したり、元に戻らない恐れがありますので余り手を付けたくないのですが、きれいな仕上がりの為には一度はずさなければならず、ゆっくり時間をかけて何とか無事に工事ができました。雨樋や金物も交換する程には傷んでいなかった為、塗装で処理しました。屋根は和瓦なので塗替えは必要なく、目視でも異常はありませんでした。スレート屋根やセメント瓦でしたら、塗替えが必要だったことでしょう。

 塗料については、各々現場の状況で最適なものを提示してもらっています。今回はセラミック配合の二液性シリコンを採用しましたが、各塗料メーカーからは多種多様な塗料が発売されており、下地との相性や耐久性、価格面まで様々です。よく何社も見積りを取って比較されるかたもおりますが、安さだけで判断されるのはどうかと思います。

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