知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2011.1.27

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塗り替え工事

 昨日足場をかけて、屋根外壁の塗り替え工事が始まりました。初日は高圧洗浄で、施工はいつものホンダ塗装さんです。余り大きな声では言えませんが、腕の良さも去ることながら、経年劣化した屋根材に負荷をかけたくないので、職人さんの体重も気になるところです。この点でも彼らは申し分ありません。
IMG_3302.JPG なかなか建物が出来上がってからは屋根に上がる機会がありませんが、思った以上に劣化が進んでいるケースもあります。これは屋根材、立地条件などで症状は様々です。塗り替え時には私も必ず屋根や雨樋、外壁をチェックして、必要な場合は撮影して適切な処置をされるよう、職人にもお客様にも伝えることにしています。今回はガス外釜配管の保温被覆や、屋根板金の固定を打ち合わせしました。
 折角のご用命ですので、これからもずっと家が長持ちするよう、弊社の施工建物でなくともアドバイスさせていただいております。

2011.1.25

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漆喰仕上げ工事

 他の現場の完了検査があって、エレベータ組み付けの作業が今日はありませんでした。昨日は養生やジョイントを廻り、タイミング良く今日から室内左官工事に取り掛かかりました。現場は作業員で混雑することもなく、定例の打ち合わせができました。
 2階の小さい壁を、施主様が指導を受けながら左官仕上げに挑戦しました。すいすい塗っている左官屋さんを見ていると、自分でも出来そうな気持ちになります。が、単純な道具程扱いは難しいもので、やってみてやっぱり職人だなぁと感心する、というのがいつもの一連の流れです。
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 今回も採用している漆喰は、割れ防止のスサ入り既調合品で、室内用には水の他にサラダ油を加えて撹拌します。今回は違いますが、外壁に塗る際にはさらに柿渋を加えます。
 良く珪藻土との比較を気にされるかたがおりますが、大きなところでは漆喰はそれ自体で固化し、抗菌性を有しているのに対し、珪藻土にはその性質がなく、固化剤や防カビ剤の混和が必要になることです。これは安定性や安全性にも関与することでもあり、採用の際には注意が要ります。

2011.1.24

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ELV工事

 先週ウェザーカバーや雨樋を仕上げて、土曜日に足場をばらしました。予定通り今日からエレベータの取付け工事で、早朝荷受けに立ち会ってきました。作業員は家のつくりが普段と違うので、養生に気を使っていました。
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 雑談で、例のS社エレベータ事故の後、2重安全装置や構造に対しての指導があり、従前のものと比べると、重量や装備等がずいぶん変わったとの事。家庭用ですが、ビル用エレベータ同等の安全性能を有しています。はさまりセンサー、停電時バッテリー運転の他、非常ブザー、乗り過ぎ防止装置、乗場ドア施錠装置、速度検出装置、非常停止装置、オーバーラン防止終点スイッチ、緩衝機が標準装備です。
 健康の為、なるべく階段での上がり降りを心掛けようとお客様は話しておられましたが、いざという時にはあると便利なものである事に違いません。

2011.1.18

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外壁仕上げ完了

 先週の金曜日から取り掛かったシラス仕上げ塗りが、昨日完了しました。土曜日の深夜から降り始めた雪は日曜の朝には結構降り積もり、外出するのも億劫でしたが、昼には溶けて無くなり、現場にも影響がでませんでした。今日は抜けるような晴天になり、現場に行く途中には富士山がくっきりと見えました。
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 冬季での外壁左官仕上げは、掻き落とし作業のタイミングを失うので、塗付けは午前中までしかできません。建物を1面づつ仕上げると4日間掛かる計算ですが、南面は開口部が多かったので、3日で完了しました。逆に夏季は硬化が早いので、タイミングを失うと掻くのに大変なことになります。

 先週の土曜日はOBのお客様への案内が1件ありました。家のなかは大人5人、子供5人で上へ下への大騒ぎになってしまいました。今回は現場で出た桧の端材を入浴剤代りにいくつかお持ちしました。湯船にプカプカ浮かべて、なんちゃって桧風呂を楽しまれたことでしょう。お疲れ様でした。ありがとうございます。

2011.1.13

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木工事

 上棟から野地下地まで応援にきてくれた大工が11日から戻って、現場の大工が3人になりました。階段室からボード張りをしてもらい、作業効率があがっているのが解ります。
IMG_3249.JPG1階続き間の間仕切りに架かる杉丸太の太鼓落とし梁に吊り束を納める為、養生が解かれました。上棟前に工場で見て以来ですが、割れも出てなく一安心です。続けて鴨居等も加工して納めていました。
 階段室の薄くした仕切り壁の手摺笠木や親柱もいい感じです。最後は外周にも杉の手摺が付きますが、これはこれで触りたくなる気持ち、よく解ります。明日からは外壁の仕上げ塗りに取り掛かり、いよいよ月内には足場がばれます。あとはお天気が続く事を願うばかりです。

2011.1.6

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謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 無事新年を迎え、初詣ではいろいろ神様に祈願をしてきました。3日は新年早々ゴルフをしてきましたが、スコアについてはお願いをし忘れた為か、良くはありませんでした。酒や食事の量に気を付けて、年齢相応の正月を過ごすことができ、ずいぶんと大人になったものです。

 弊社の仕事始めは8日なのですが、今日は浦和の現場で断熱工事があり、早朝立ち会ってきました。途中Zテクニカ社長の山本順三さんが現場に見えられ、雑談しました。年頭から仕事が詰まっているそうで、羨ましい限りです。初日がうちだったという事です。

 さて我が家は去年地デジ化が完了し、情報系はデジタル、光ケーブルとなりました。液晶TVは念願通り、自分で壁掛けにしてみました。鮮明で高速で便利なものです。しかし子供達がもう少し大人になるまでは、CSやBSの契約を見合わせる事にしました。無料視聴期間の行動を見て、大人でさえも怠惰な生活になりそうで、困ったものです。はたして自律できるようになるのやら。

 自動車や家電機器類のハイブリッド化が進み、この流れはしばらく続くことでしょう。住宅ではアルミサッシ本体や複層ガラスの仕様に顕著で、今後はガスと電気双方で給湯するシステム(現行ではリンナイの1社のみ)の開発が各社で進むのではないかと思います。しかし建物自体は人が生活する以上、アナログ的であればある程、心地よいのではないのでしょうか。本物の木と紙と土が主成分で、尚且つ補い合いような仕組みで拵える先人の知恵を基にした住宅は、こちらとしてもつくりがいがあるものです。

 しかし人がつくったものはやがて必ず壊れます。ですから交換や造り替えが難しい建物本体に対する考え方は慎重でなくてはなりません。LED以外の先進的で複雑な機械物の耐久性の話題はなかなか聞かれませんが、住み継がれる家づくりの為のノウハウはいろいろな人が発信して実際施工しています。弊社もその一員として皆様に現場の情報を今後もお届けしていこうと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。

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