知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2011.5.28

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梅雨入り

 震災の修理工事も溜まっているようですが、何とか金曜日に瓦の荷揚げができました。が、台風2号を伴って関東は梅雨入りと相成り、ため息です。
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 外壁は左官仕上げの為、通気工法にてザラ板張りです。
 防蟻・耐久性を考慮して下から10枚までは檜、その上は杉板としています。
 その他何か気が付きませんか。




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 内観だと判りやすいと思います。
 セルローズファイバーという断熱材を壁内に高圧充填する際、透湿防水紙が孕みがちになり、均一な通気層の確保が難しくなります。弊社では455mmピッチの柱、間柱の間に縦胴縁を追加して通気層のつぶれを予防しています。
 外壁材はシラスそとん壁なので、メーカーでは素材自体に通気性能があるから通気層は不要との見解なのですが、瑕疵担保責任保険の規約によりこういう工法で対応することにしました。

 5月もあっという間に終わってしまいます。

2011.5.23

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雑感

 市内の現場は筋違や金物がきまり、アルミサッシを取り付ける為の窓台、まぐさの施工中です。お天気が不順で外部の工事が遅れがちです。

 仕事を優先していると世間の事情に疎くなりがちですが、一連の震災・原発事故の対応に関しての政府への抗議活動が、やっとマスコミにも取り上げられてきました。

 今日は国会の院内集会で小出裕章氏が参考人として出席され、原発問題について話をしました。この方は理論整然と理性的に言葉を発する人で、内容には共感します。どのくらい出席者の心にまで届いたのかは判りませんが、原発事業を討論された初期の頃にこういう真相にまで踏み込んだ議論がなされなかったことが残念でなりません。





 そして5/20衆議院科技委員会での武田邦彦氏の話。



下山眞司氏のブログでも、史実から冷静な目で現代を解析しておられます。
 一つ残念なことは、「小児科医の思うこと」のブログが終了するとのこと。感想を添えてメールを送信したところ、むぎさん忙しいのにわざわざ返信してくれました。びっくりするような内容もありましたが、心にしまっておきます。

2011.5.20

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塗り替え工事

 築15年を迎えた美容室の屋根の塗り替え工事です。高圧洗浄をかけてコケや汚れを吹き飛ばしています。近くで見ると経年劣化の具合は良くわかりますが、遠目ではなかなか気付かないところです。
 いつものように近隣に汚れが飛散しないよう足場は高く掛け、マスカー養生を施しています。
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 電話の引き込み金具が養生中に壁から外れてしまい、ビスを打ち替えました。原因は最初から短いビス!でした。NTTさん、、、

 ここでミニ知識。電気の引き込みケーブルでおおよその建物の年齢が判る事、ご存じでしょうか。画像を拡大するとケーブル電材のメーカー名に併記して「1995 14㎟」とあり、電材が1995年製と判明。工事期間が年をまたいだり、電気工事店が在庫品を使うことも考えられますが、ある程度の目安にはなります。ちなみに我が家は2001年製のケーブルでしたが、竣工は2002年といった具合です。一度見ては如何でしょうか。但し、引き込み個所から電気メーターまで距離が長くなければ、美観上、隠蔽配線するケースが増えていますのでその場合は見られません。隠蔽(インペイ)という言葉、原発や東電でまたポピュラーになってしまいましたが、建築手法としての隠蔽配線、隠蔽配管とは意味が全く違いますよ。
 個人的には先々のケーブル引き換えや増改築、メンテナンス性を美観より優先しても良いのなら、露出配線もありかなと思います。

 14㎟は電材ケーブルの断面積で14□と書き、14スクエア=14スケアと建築関係者は呼んでいます。電気使用量や契約アンペアにより幹線を選定するのですが、戸建て住宅は電気機器が増え、今では14スケアの太さが標準です。

2011.5.18

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借景

 現在施工中の新築工事現場の南側には公園があります。ロフトの窓からはこんな景色が見渡せます。入居後はきっと四季折々の風景が楽しめることでしょう。
IMG_3973.JPG ロフトの屋根はこんな感じです。重量の軽い鋼板屋根が増える中、今回は平板陶器瓦屋根です。瓦桟はキズリを介してルーフィングから浮くような位置にあり、もしもの浸水にも、雨水は軒先まで滑り落ちる仕掛けです。ゴムアス系のルーフィングはそれ自体が釘穴のシールド性に増しているのですが、雨水は溜まらないに越したことはありません。もちろん瓦自体の耐風防水性能が何より優先されますが、雨漏りに対しては2重3重の措置を施しています。

2011.5.16

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店舗改装工事

 もう3年以上前から、外装塗り替えと内装工事を計画されていた美容室の工事が始まりました。それより以前から資金を積み立てておられ、余り計画性のない私にとっては見習うべきお客様であります。
IMG_3936.JPG 北越谷駅西口にある、フランセ美容室
 ここはかつて務めていた会社で補助的に担当させていただいた現場でした。独立して最初の完成現場見学会に家族総出で見えられ、それから改めてのおつきあいになりました。内装屋さんは当時の業者さんで、懐かしさ倍増。話もはずみます。
 内装工事は5/18(水)で完了し、足場は架けたまま19日から営業を再開しますので、お近くの方はご贔屓にお願い致します。
 ちなみにうちの女房も元カリスマ美容師?であります。

2011.5.15

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野地

 上棟してから1日半、雨天で休工しましたが、大工4人体制で作業できているので、割と捗っています。屋根勾配がきついので足場から命綱のロープが2本渡してあり、これは本当に安心です。
IMG_3920.JPG 垂木はツーバイ材SPF2’×8’(38mm×184mm)の断面のものを採用しています。野地板から空気層を30mm確保してシートを袋状に張り、セルローズファイバー断熱材を充填する為にも、先の断面の垂木が最適なのです。敷地に余裕があるのなら、軒も充分張り出せます。
 国産材でこの断面の垂木を用意するのは難しいので、あまりオール国産材には拘らずに適材適所で納める方針でいます。
 垂木の間に挟み込んでいる材料(2’×6’)は振れ止めの役目をしています。

2011.5.10

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上棟

 昨日建て方を済ませ、大安吉日の本日棟木を納めて、上棟式を執り行いました。あいにく蒸して小雨模様の天気でしたが、合板には養生フィルムを貼っており、雨を凌げたのがなによりです。構想からカタチに段々できてゆく過程を、施主様をはじめ関係者一同楽しみを共有していきたいと思います。

 今回の構造材は和歌山の(株)山長商店さんです。材木には1本1本、含水率やヤング係数が刻印されており、自社で植林から製材まで一貫した管理体制を敷いているところがここの特色です。

 以下のスライドは2階途中からです。1階建て方は私も作業していましたので、撮ることができませんでした。あしからず。

1 2階剛床 Jパネル張り~床養生フィルム貼り2 2階柱建て~小屋梁納め3 小屋梁納め4 棟木納め 垂木取り付け開始5 おかめ御幣 守り神となります。

2011.5.7

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上棟直前

 GW明けは即土台敷き、資材搬入、先行足場かけで、休み疲れも吹っ飛んでしまいました。おかげで夜は熟睡できています。上の画像は足場からの眺めです。
IMG_3871.JPGIMG_3879.JPG 見ているだけでも危険な作業だというのが判ります。いくら揺れたままの作業とはいえ、地震が来たら本当に嫌ですね。建て方は大丈夫そうですが、来週の火曜日以降のお天気が芳しくありません。剛床のJパネル合板に、雨養生フィルムを貼る用意をしたところです。

2011.5.2

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GW直前

 こらから仮眠をとり、3時に家を出て新潟へ向かうところです。毎年恒例の田植えのお手伝いですが、無事5日には帰って来ようと思います。

 身辺整理をしていて、もうかれこれ30年以上前になりますが、サインを頂いた庄司薫氏の本を手にとり、想いを馳せたりしました。もう表舞台には出て来ないのでしょうが、今の世相をどう捉えているのか、ぜひ聞きたいですね。

 さて、さらっとニュースで流れていましたが、小佐古官房参与が辞任した際の記者会見の全文が、「NHKの良心」と呼ばれる科学文化部にありましたので、まだのかたは是非一読してみてください。

 福島第一原発事故の収拾の為、海水にホウ酸を添加して格納容器に注水した時、セルローズファイバー断熱材にもホウ酸が添加されていたなぁと思っていた人もいたのではないでしょうか。中性子吸収剤としての効能はどんなものか、どなたか知っているかたは教えてください。放射能被爆に対して有効性があるのなら、救われるのですが。

 毎日早起きしては、NHKを見る習慣がついてしまいました。福島第一原発や被災地の状況は、他局民放ではなかなか深く報道してくれません。報道を鵜呑みしてしまうのではなく、あとはネットで調べて玉石混淆の中から本当のことを探す作業が大事だと、つくづく思います。

 GW、皆様楽しいひと時を過ごしましょう。一足先におやすみなさい。

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