知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2011.12.28

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小川町の家

 7日から解体工事に取り掛かっていた小川町の現場は、更地になって地鎮祭を先週執り行いました。一昨日は念のため地盤調査を朝から行う段取りをしていたので、日の出前から家をでました。

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 住宅保証機構の地盤情報サービスで、ある程度良好な地盤エリアであるとの予備知識はありました。地鎮祭で地面に青竹を差すにも苦労したくらいです。実際ロッドを回転させて貫入し始めると、2mから先はチリチリと音を立て空転するばかりで、それ以上貫入しません。礫質土特有の地層であり、こういうしっかりした地盤は液状化とは縁が無さそうです。

 年明けからの基礎工事着手で、春先の上棟予定ですが、これからまだ構造材の確保や加工打ち合わせ等があり、ひとつひとつクリアしていかなくてはいけません。

 その前に、現在木工事中の上尾の家、西新井の家をしっかり納めて引き渡しをしますので、関係者の皆様よろしくお願い致します。

2011.12.21

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せんげん台の家

 もう今年も実働一週間を切りました。なかなか朝は明るくならないし夜はすぐやってくるしで、毎年同じ事象とはいえ気ばかりはやります。

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 せんげん台の家は電気の引き込みが済んで、細かい手直しや備品の取付けが夕方でも作業ができ、休憩しながら暫く夜の顔を眺めていました。

 日々ゆったりくつろぐのは帰宅してからの夜間が大半でしょうから、ストレスの無い灯りや穏やかな色彩の空間がベストでしょう。これからどんな家具やカーテンが入るのか気になるところですが、カタチができてから選べるので、今までとは困惑の度合いが違うのではないかと思います。

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 いくつか忘年会があり、いろいろ今年は訳ありだったので控えめにしようと行く前までは思うのですが、やはり駄目ですね。まだ残している仕事があるので忘年会どころじゃないのですが、暇しているよりも忙しい時のほうが精力的に動けるのもまた事実のようです。


 まだ今年は何か事件が起こるのだろうか。
 明日は 20111222
 考えすぎか。


2011.12.18

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生産者情報 畳

 せんげん台の家は引き渡しに向けて最終チェック中です。クリーニングの後は、木部蜜蝋ワックスかけ、コーキング、網戸納め、階段手摺取付け等で数日必要です。そして畳が敷き込まれて和室が完成。感無量のひと時。
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 今回の畳には、QRコード付きのタグが縫い付けられていました。携帯のアプリで読み取ると生産者情報が判るという仕掛けです。名前や顔写真の他、産地や品種、農薬の種類まで情報開示に取り組んでいる、熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会からの仕入れです。
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 徐々に建設業界もこういう情報開示や家歴簿を提示する方向になりつつあります。生産者側からの積極的な取り組みは、ひとえにつくったモノに対する自信と誇りの表れでもあります。しかしそれが本当に安全なのかという最終判断は、各自ですることになります。何も情報が無ければ知ることすらできないわけで、判断のしようもありません。

 製品に関するものは良いとして、職人の技量についての情報開示方法は難しいですね。在来木造は実はこちらのウエイトが大きいのではないかと思うのです。特に手作り感のある家になるとそれは顕著に表れるものであります。これこそお客様の最終判断になるわけで、その為と言っては何ですが、こうして夜な夜な情報発信しているということになるのです。

2011.12.8

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小川町の家

 来春上棟予定の小川町の家の解体工事が始まりました。
 203mのローラー滑り台のある「仙元山見晴らしの丘公園」からの眺望です。
 画像中央右のレンガ色の建物付近が駅で、そこから山に向かって700mあたりが現場です。昨日仮設足場を架けました。
 業務連絡  梅ちゃん、解体よろしく。

2011.12.6

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工事現場から事件現場

 西新井の家、上尾の家は応援の大工さんに小巾板や軒裏、破風板の取付けを協力して頂き、先週降り続いた雨は凌げられました。瑕疵担保責任保険の検査を受けるところまで作業は進捗しました。

IMG_4886.JPG サッシ周りには両面粘着防水テープを施して、湿式対応の透湿防水紙を張り始めています。下から張るのは若しもに備えて雨水が内側に回り込まない為。良く見ると小巾板の隙間から白いものが見えるでしょうか、1層目でも防水テープと透湿防水紙を2層目と同じように施工しているのです。若しも若しもの場合には雨は防水紙を伝わり、土台水切りから外に排水される仕掛けです。


IMG_4901.JPG 上尾の家は断熱工事が壁を残して完了。屋根裏収納はいい感じになっています。

 先週昔のお客様から早朝(6:20)電話が入り、ご主人がトイレから出られなくなったので助けてほしいと切実な奥さんの声。脳梗塞?かと思いきや、ユニットドアのロックが掛かったままで解除できないとの事。それならコインで廊下から開錠できますよと言ったら、空転するだけで駄目らしい。すごすご駆けつけてみたら手に負えない状況で、ハンドルを分解してもシリンダーの爪が戻らず、結局バールで隙間を広げてベビーサンダーで切断という最終手段をとることに。
 30分後にご主人が帰還されて事無きを得ました。また奥さんも優しい声を掛ければ良いものの、その間は洗濯物を干しに2階ベランダに。夫婦も長く連れ合うとさばけてきます。喧嘩は駄目ですよ、こんなのが原因では。
 予兆は感じていたらしく、おかしいなと思ったら早めに見てもらいましょう。

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