知識と技術と想像力

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株式会社 オリス

2010.5.29

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改装現場

  画像は今週水曜日から取り掛かった、屋根葺き替え工事現場です。古い瓦を下ろして、野地をやり直しています。6寸勾配はありそうな入母屋屋根を歩くのは、結構骨が折れます。軟弱な野地板は踏み抜いてしまうので垂木の上を歩くのですが、今度は釘が出ていて、やはり危険な作業には違いありません。後はお天気が続くことを祈るばかりです。
IMG_1793.JPG 浴室改装工事現場は電気配線の接続をして、今晩からお風呂に入れるようになりました。今回は既存の間取り寸法が規格外だった為、25mm刻みでオーダーできる、タカラスタンダードのぴったりサイズシステムバスを採用しました。こういうことに対応してくれるのは、おそらくこの会社だけだと思います。ホーローパネルや耐震バスなど、他社にはない特色が魅力です。但し、採用にあたっては他社と比べて利益を出しにくいという難があるので、建築屋さんは敬遠しがちではないでしょうか。
 和光製作所のユニットバスもどこかで使いたいものです。

2010.5.27

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改装現場

  今週から浴室、洗面所の改装工事が始まりました。住みながらの工事は、職人の出入りや騒音で、お客様は気疲れされていることでしょう。特に解体初日の月曜日は、家の中も外も戦場さながらで、近隣の方々も迷惑だったと思います。今日はセルローズファイバー断熱工事を施工し、明日はいよいよユニットバス組立てです。
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 浴槽も鋳物製で搬出が大変でしたが、洗い場の床タイルの下は順番に、モルタル、断熱ボード、電気式床暖房フィルム、防水シート、コンクリート、砕石という層で、廃材を搬出してもなかなか土が見えてきませんでした。壁のタイルも通常ならダンゴ張りなのですが、しっかりとモルタルで下地を作ってあり、やはりこの家はどこか違います。この後には、LDKの改装工事が続きますが、これはさいたま住宅生協さんからのお仕事です。

 5/10に足場を掛けた屋根張替えの現場は、その後の不順な天候の為、やっと今日から瓦を剥がし始めました。無理を通してもいいことはない、というのが世の常ですので、工程の件をお客様に了解して頂けて、有り難いことです。

2010.5.23


ケーナ奏者MasahikoセカンドCDリリースのお知らせ そして仲間たち

  新築工事の見積りを進めないといけないのですが、昨日は大学のときのクラブの先輩のお墓参りの為、皆が集まるというので、新宿へ行ってきました。午前中は子供の運動会に付き合い、午後から電車に乗って、乗り継ぎ3回で沼袋駅に辿り着きました。電車オンチの私にとっては、はじめてのおつかい状態で、到着時は心身共に消耗しました。平成5年に亡くなられた先輩は、巨人の故木村拓也選手と同じ病名で、享年36歳でした。

 お墓を掃除してお参りした後は飲み会です。なかには30年ぶりに会う人もいて、不思議な気分になりました。私以外、皆一様に大卒後ずっと同じ会社に勤められ、役職定年という、初めて聞くサラリーマン用語?も教わりました。この日の詳細は先輩のブログに丁寧にでていますので、割愛します。こういうのはアリか?

 メンバーの同期の友人が、趣味が高じてあれからずっとケーナを吹き続けており、何度か自主コンサートもして、今回2枚目のCDをリリースするというので、昔いっしょにチャランゴを演奏をしていた私も微力ですが、販促の為ここに紹介させていただきます。気に入られた方はMasahikoのHPから購入してください。尚、当社のお客様にはささやかなプレゼントとして前回同様差し上げますので、もう暫くお待ちください。

2010.5.20

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メンテナンス

  現場で良く採用している高千穂のシラス左官建材に、一部雨垂れの汚れが目立ってきましたのでメーカーの指示に従い、汚れを落としてきました。画像の3色に見えている右から現状、中央が中性洗剤と漂白剤での処理中、左が除去後で乾燥待ちです。水切りからの雨水の吸い上げが原因のようで、乾燥後その処理をして完了です。シラスは安定した建材な為、経年劣化や収縮による割れ、ヒビが素材自体に起因せず、外壁材として唯一調湿性能があり、特に木造住宅との相性に優れています。現場の作業性も良好で、左官屋さんにも概ね好評です。イニシャルコストは高いですが、やはり外部ですので長期間保全維持の観点で採用の可否を考えられては如何でしょうか。

 築20年前後の窯業サイディング塗り替えの相談が良くありますが、素材自体の塗膜の劣化と同様、コーキング切れも切実な問題で、業者見積りではきちんと除去して充填しなおす内容なのか、確認しなくてはいけません。増し打ちコーキングはその時だけしか効果がなく、数年でまた亀裂が発生しますので、施工価格の安さだけで判断するのは要注意です。折角足場を掛けて工事するのなら、普段出来ない屋根や雨樋、アンテナなどのチェックも合わせて実施しておいたほうが、先々のことを考えると得策ではないでしょうか。
 こう書いておきながら、我が家は外部のチェックをしていないのに気付きました。お客様の家と違い、自宅だとハシゴを掛ける気にもならないんですよね。

2010.5.16

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家具工事

  2週に渡り、渋滞を避けて日曜日に家具の取り付け工事をしました。画像は現場のそばの、玉川上水に架かる橋の下にいた鯉です。同行した建具屋さんが、昼食後わざわざコンビニで食パン1斤を買ってきて、鯉にあげました。ざっと数えて34匹が集まっていて、争うようにエサを食べましたが、水面のうねりでお解かりでしょうか。

 食パンをちぎらずに1枚そのまま与えたらどうなると思いますか。試しにやってもらったところ、食べづらいので追随するように泳ぐだろうという私の予測ははずれ、一瞬のうちに川底に鯉たちが引き込んで見えなくなり、あっという間に食パンは無くなってしまいました。
 深い緑に目が慣れた頃、木の枝をヘビが伝わっているのにも気付き、ここは自然がいっぱいです。

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 ログハウスの風合いを壊さないこと、という要望には何とか応えられたのではないでしょうか。

2010.5.13

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諸工事

 雪や雨の日には、出入り口先の屋根や庇の有り難さが解ります。特に勝手口は生活しだすと割と出入りが多くなるもので、その場合はやはり濡れたくないものです。かと言って傘も面倒です。今回は4尺出幅の後付けアルミ屋根取り付けの要望を受けて、柱建て式で施工しました。業者はもう25年の付き合いになる吉川市の(株)久慈さんで、若い頃からいろいろ勉強させていただきました。

IMG_1686.JPG 同じ現場で京壁の塗り替えです。古い上塗りを以前は水をスプレーして、湿らせてから剥がしたものですが、今では専用の剥離材をコテ塗りして剥がします。こうすると廻りを汚さずに、廃材も膨れません。

IMG_1696.JPG 浴室は築年数の割には、非常にコンディションが良く、タイル自体にヒびが入っていませんでした。こういうのは珍しいくらいで、やはり換気とお掃除、お手入れがものを言うのでしょう。浴槽廻りだけ、目地材の剥離がありましたので、防カビのシーリングを充填しました。その他の目地はしっかりしていました。

IMG_1694.JPG 漏水の修理もあり、いつもの鈴木板金工業所さんに作業をお願いしました。漏水チェックポイントの把握こそ経験がものをいいますが、やはり難しいものです。でも大事なのは最初からそうならないような施工をすることです。

IMG_1705.JPG ずっとかかりきりの改装現場は、足場を掛けて外壁の張替え中です。これから瓦の葺き替え工事に入ります。

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 そして家具製作中。2t車に山積み2台になります。どうなるか乞うご期待。

2010.5.9

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続 簾戸展示会のお知らせ

 本日、都内で大工仕事が早朝よりあり、帰りに昨日案内した高橋建具製作所さんの簾戸展示会へ陣中見舞いに行ってきました。一般のお客様が頻繁に出入りしていましたので、邪魔しないように退散してきました。引き合いがたくさん出るといいですね。

2010.5.8

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簾戸展示会のお知らせ

 新潟の高橋建具製作所さんから、毎年恒例の簾戸展示会の案内状が届いていました。興味のあるかたは明日5/9から東京都中央区日本橋室町の新潟館で開催されます。10日は「建具の学校」というイベントで社長の実演があるそうですが、詳しくはリンク先から確認してください。下の写真は組み替え障子の説明を、お客様に実演しているところです。IMG_0458.JPG 当て木をして叩くだけで簡単にばらせるように、枠を木組みだけでこしらえています。通常の内障子が、夏場には簾戸仕様に模様替えができ、涼しげです。これ以外にも、装飾板ガラスやツインカーボネイト、モルザの和紙を取り入れる等の提案をして頂いております。IMG_0462.JPG これも設計事務所さんからのオーダーをいろいろ受けているところから、仕様のバリエーションが増えてきたのではないかと想像します。
 最初の現場でお世話になる前に、何度も新潟に出向き、見て触って確かめました。リーズナブルな木まじめシリーズも、使うほど生活に馴染んでくるので、化粧シート貼りのユニットドアと是非比べてください。お勧めします。

2010.5.5

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GW

 無事、新潟から帰ってきました。田植えお手伝いも今年で14回目ですが、田植え機械が新しくなっていました。旋回性能が改良され、轍のできも少なくなって、操作が格段楽になっていました。家業を継いだ義弟は、かつて父親がそうしていたように、農協より委託されて苗づくりをしています。写真のビニールハウスが3つ、全部で苗床は自家用も含め1900枚!育てたそうです。今年は天気が不順な為か、例年より発育が遅れ気味で、5日以降に田植えをしなさいという通達もあり、まだ代掻きをしていない田んぼがたくさんありました。IMG_1641.JPG
 田んぼの正面に見える鳥坂山(別名鶏冠山)には、その昔城があり、鎌倉時代に後に浅利与一の妻となる、板額御膳という名の弓の名手が活躍されたそうな。数奇な運命を生き抜いた、美貌の武将らしいです。
 このあたり一帯は元々河川敷で、田んぼを掘ると緑色の玉砂利が採れるので、減反しているところから採掘して売買されています。隣接する田んぼは各々30~50cmの段差があり、その為か用水路を流れる山からの雪解け水は、ものすごい勢いです。興味ない人にはつまらない話かも知れませんが、水、土、日射等の自然環境で、普段何気なく食べているお米のおいしさが決まるのです。逆にこんな環境の下で、まずいお米が出来るわけがないと思いました。今年は初めて有機肥料で米づくりをするというので、収穫が楽しみです。

IMG_1651.JPGIMG_1658.JPG 妻の実家から車で10分のところに、729年から開山された乙宝寺があります。初日から歴史探訪で、江戸時代に建立された三重の塔に、暫く見入ってしまいました。
 5年前、黒川村は中条町と合併し、胎内市に統合されました。レジャーや温泉、史跡、食事などで結構楽しめるところです。トコトコたいない

2010.5.1

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GW前の工事

 あっという間の5月です。お天気に振り回されて、特に外周りの工事がはかどらず、4/29~5/1の3日間はそういう工事を優先しました。画像の金物は、カバールーフ工法専用の雪止め金物で、これにL型のバーを咥えさせます。3月の度重なる雪で、その頃お客様から工事依頼をされたのですが、御免なさい、工事は昨日になってしまいました。今日は暖かな一日でしたが、つい2週間前の積雪は一体何だったのでしょうか。IMG_1628.JPG
 他社で建てられたお客様から、漏水修理の依頼を請けており、これも先日工事しました。アルミ製台形出窓の天井板は、度重なる漏水で腐食が進んでおり、張替えが必要でした。昨年末から消去法で漏水箇所を処理しているのですが、完治するまで難しいものです。GW明けには内装工事やアルミ工事でまたお世話になります。IMG_1636.JPG
 改装工事現場は雨の合間を縫って、エコキュート設置まで工事が終わり、お風呂に入れるようになりました。GW明けは足場をかけ、瓦の葺き替え工事にとりかかります。
 欅の古木でこしらえたダイニングテーブルも、昨日配達しました。喜んでいるお客様の笑顔を見ると、やはりこちらも嬉しいものです。外構プランの下書きを持っていきましたが、GWに頭を悩ませてしまうかも知れません。


 越谷中央市民会館に用事があって、そこから元荒川沿いを歩いて久伊豆神社に参拝してきました。何につけ、よく訪れるところです。ここの池にはたくさん亀がいて、陽気のせいか、3匹ほど甲羅干ししていました。携帯電話の画像なので判り辛いですが、池の小島にも2匹上がっていました。昔はどこにでもいたアメンボもいました。
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 GWには新潟で田植えのお手伝いをしてきます。1997年から毎年のことですが、今だに田んぼがどこだか覚えられません。暦通り、5/5までお休みを頂きますので、よろしくお願い致します。

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