知識と技術と想像力

Qualis_logo.png
株式会社 オリス

2013.7.31

再会

__ 1_edited-2.jpg

 さくらはライフボートさんからやってきたのだが、見学に行った際いっしょの檻に姉妹犬がいて、それぞれ里親に引き取られ、別々の人生?を歩み出している。体調管理や育て方などの情報交換の為、里親さんと連絡がとれないかとリクエストしていたところ(お腹に虫がいたのが判明して、動物病院で薬を処方して貰った)、都内在住のTさんからメールが入り、先日水元公園で面会してきました。

__ 2.JPG
 手がかりは携帯に送られてきた「ゆず」という名前の写真。それでも遠くから歩いてきただけで直ぐにそれとわかり、手がかりには充分な情報だ。人間同士は一通りの挨拶を交わしたが、さくらとゆずはしばし無言で鼻をくっつけるようにして互いを確認し合っていた。臭いもそうなのだが、何か別な方法でお話している風にも見えた、、、

__ 3_edited-1.jpgPAP_0399_edited-1.jpg
 成長から逆算すると、さくらたちは去年のクリスマスあたりが誕生日であり、茨城県の保健所に収容されて(その訳は判らない)その後ライフボートさんの施設に移送されたという経緯を辿る。親はどうなったのかも判らない。

 ゆずの体毛は黒味がかって、さくらより長くて柔らかい手触り。頭は一回り小さくて瞳は女の子らしい優しさが感じられる。うちのさくらときたら大概男の子と間違えられ、シェパード入っていますかと聞かれる事度々である。精悍な顔つきなのだが社交性は高く、散歩で犬と会うと必ず挨拶に行く。

 ややしばらくすると完全にお互いを認識できたようで、歯が当たる音が聞こえる程遠慮なく遊びだす。娘が動画を撮っていたので当日の様子をyoutubeにアップしました。この世に生まれてきた宿命は変えられないが、運命は第三者によって特にペットは変わっていくものだなぁと思わされた一日。家族も皆いつになく笑顔の時間が多かった一日。それはさくらとゆずによってもたされた、貴重な時間だったのだ。



2013.7.9

梅雨明け

DSC_0234_edited-1.psd

 いつの間にか梅雨明け。猛暑に体が慣れるまでは時間がかかりそうで、これは初めての夏を迎えるさくらも一緒。先週木曜日(7/4)窓を少し開けて扇風機をかけて留守番させていたら体調を崩したとみえ、散歩の足取りやエサの食べ方がいつもと違い、全体に覇気の無さが気になって動物病院に連れて行く。検便は異常無く一安心。でも体温は40℃あり、注射と薬を処方してもらう。そしてその夜には100%回復。静かでそれなりにしおらしかったのだが、元のお転婆娘に戻ったのだ、、、いかん、犬ブログになりそうだ。

 トップ画像は今年3月末から1ヵ月弱の工期で施工した、リモデル住宅。1階LDKを2階へ、2階納戸と寝室を1階へと交換するという内容。その他床下と屋根裏にセルローズファイバー断熱工事、既存アルミサッシに内窓取付けなどの断熱改修も合わせて施工。画像DATAはこちらに収録しました。

 しかし今回のリモデルで一番難関だったのは冷蔵庫を2階に移動する作業で、中の廻り階段はあきらめて外に足場でステップをつくり、3人掛かりで2階バルコニー経由で運び入れたのでした。引越し屋さん顔負けです。多少のビケ足場材は弊社でストックしていて、いろんなところで活躍するのです。


DSCN0608.JPGPAP_0285.JPG これは後から照明器具を自由に付替えできるダクトレールというもので、化粧梁の間接照明としてよく現場で採用するアイテムのひとつ。今回はレールの長さが調整できて、尚且つ回転して好みのポジションに設定できる器具です。

 片やとある事務所のダクトレール?じゃなく只のC型カーテンレールに裸電球吊り下げ。なんとヒモを持って器具の移動が簡単にできるという優れもの。点け消しもその場でできます!あぁ書いていて悲しくなってきた。でも案外器具開発のヒントはこんなところかも知れない。

「均一な明るさを求めるのとはまったく逆の、明るさをあくまで暗さと共存させるという感覚。照明の役割は、夜の闇を消し去ってそれを擬似的な昼に変えることではなく、闇と共存しつつ輝くことにある。光の輪の周囲に澱む闇は、家の外に広がる夜を思いださせる。」

渡辺武信氏 『住まい方の思想 私の場をいかにつくるか』より



 話は変わって浦和の別所沼公園のほとりに建つ「ヒアシンスハウス」のこと、ご存じでしょうか。
 たまたま訪れた第一水曜日は、建築関係者を対象にした案内があり、遠山さんという高齢の男性からいろいろ知らなかった話をたくさん(1時間!)聞くことができました。詩人で建築家でもあり、わずか24才で夭折した立原道造氏のことを。


 建物の外に旗が掲げられているのは、在宅している印だという。不在の時は旗を降ろすのだ。これは遠山さんに聞くまで全く知らなかったこと。
 しばらく5坪足らずのヒアシンスハウスの椅子に腰かけながら、先に紹介した渡辺武信さんのことを思い出す。彼もまた東大出身の詩人で、建築家で、映画評論家としても著名なかたであり、最近自宅をセルローズファイバー断熱改修工事をされたと聞いている。日本のロック史上稀有な存在である、「はっぴいえんど」のドラマー兼作詞家の松本隆氏も渡辺氏の現代詩の影響を受けた一人。唯一全ての小説を読破した(といっても刊行数が少ないので自慢にならない)庄司薫氏も学部こそ違うのだが同期生であり、この拙いブログでリンクさせて頂いている佐々木亨氏も彼らの同窓生でもあったりする。このあたりの鳥瞰図はこちらから想像されたし。

DSCN1195.JPGDSCN1197_edited-1.psdDSCN1190_edited-1.psd


 兎にも角にもこういう輪には入れなくても、ただヒアシンスハウスに佇んで、心が落ち着いている己を確認できたことが何よりである。無垢自然素材の安価なもので造られているので、まだの方は一度訪れては如何でしょうか。湖畔の散策もお勧めします。

milk_btn_pagetop.png